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米国の住宅価格指数が42年ぶりの上昇幅を記録、中国景気の減速がこの先の1つのリスク

昨日の米国時間に入り発表されたケースシラー住宅価格指数は、前年同月比で+14.6%と約42年ぶりの上昇率を記録、在宅勤務の拡大から、都市部から郊外の戸建ての需要が拡大しています。

6月の消費者信頼感指数も127.3まで上昇、コロナ後の最高水準を更新しています。

為替市場では、米国時間の序盤にかけてドルが買われるなか、USDJPYで戻り高値110.73、EURUSDでは昨日安値1.1878、AUDUSDでも同安値0.7508を示現しています。

銅はドクターカッパーの異名を持ち、中国が世界消費の50%を占め、自動車などの工業製品にも広く使われ、景気の先行指標ともいわれています。

コロナ後の価格の高騰から、5月に中国政府が騰勢を抑えるために国家備蓄を発表したこともあり、銅価格は5/11のピークからこれまで11%程度の下落を演じています。

4月のテーパリングの発表から上昇基調を鮮明とした資源国通貨の一角を占めるカナダドルですが、豪ドル、NZドルも含めこのところ軟調推移が続いています。

トレードポイント

こうしたなかで、本日は10:00に6月の中国の製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表が予定されています。

今朝は、先ほどニュース・モーニング・サテライトに第一生命経済研究所の西浜徹氏が出演され「中国景気の減速リスク」を指摘されていました。

中国はコロナ後にいち早く景気回復した国(地域)ですが、ここにきて上海株をみても分かるように減速がみえてきています。

銅価格のピークアウトは、中国政府の価格抑制策の影響が大でしょうが、中国景気の減速といえば、2015年8月のチャイナショックの記憶がよみがえります。

世界の目が先進国、特に米国の金融引き締めの前倒しに移るなか、現時点での1つのテールリスク(注)として認識しておく必要はありそうです。

(注)市場が想定していないだけに、発生した場合、大きな影響を与えかねないリスク。

以下のポジションにさらにドル買いを追加してもよいのですが、今週後半に控える米雇用統計を筆頭とする経済指標の発表を前に、ポジションサイズはおさえておきます。

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