対中制裁関税第3弾は最終的に影響は軽微との見方から、米株上昇。

その余波で米金利上昇、再び米独の2年債金利が30年ぶりの高水準を更新!

対中制裁関税第3弾の発表は、初期段階では税率10%、さらに交渉の余地を残したことで、その後の市場反応は株高、クロス円上昇とリスクオンとなりました。

この余波は金利面に波及しています。

米株高の影響で米国の2年債金利が2.807%へと、2008年1月以来の水準に上昇。

過去にもこの内容を扱いましたが、米独の2年債の金利差がこの30年でまた最大に拡大してきました。

相関係数(=決定係数)でも8/28の0.6991より0.7202へと上昇しています。

これはさらに「金利差とEURUSDの相関が強まっている」ことを意味します。

現在、相関式でEURUSD=(-0.1166)X金利差+1.5463で整合的な値を算出できます。

昨日の金利差は3.344%、こちらを代入しますとEURUSDの整合値は1.15639です。

現在1.1666/68水準で推移するEURUSDが、金利裁定上やや割高ということになります。

相関が継続すると仮定した場合、いずれ両者のギャップは金利差の縮小、またはEURUSDの下落を伴って解消されると考えますので、要注目といったとことでしょうか。

相関図を添付します。

縦軸・・・EURUSD
横軸・・・米独の2年債金利差
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■トレードポイント

●AUDJPY☆☆☆

ショート

●EURUSD☆☆☆

ショート

※こちらは上述の背景もあり、再びしばらく転がしたいと思います。