パウエル議長の議会証言を控え、EURUSDにはCTA(注)等から調整売りと思われる売りが持ち込まれ一旦1.0900割れ。

ただ昨年安値1.0879を前に1.0891を底に反発しています。

(注)
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/market/mar180.html

ECBラガルド総裁が欧州議会に出席、このなかで「金融政策だけが手段ではない、(略)金融政策の副作用も大きくなる」と発言したことも、ユーロの買い戻しを誘っています。

パウエル議長の証言原稿が配布されたものの内容は市場予想通り。

ただ直後の反応は金利低下、米ドル安、USDJPYは一旦109.75までの反落となる局面がありました。

 

パウエル議長の会見開始後、金利低下を好感した米株買いからダウがザラ場での史上最高値を更新。

上げ幅を140ドル超まで拡大、USDJPYも昨日高値109.96を示現しています。

 

昨日はBOE(イングランド銀行)のMPC(金融政策委員会)の議会証言もあり、カーニー総裁を筆頭にハスケル委員も「利下げ」に言及。

英ポンドも高値圏より反落となりました。

 

本日はRBNZ(NZ中銀)が政策金利を発表予定(10:00)ですが市場コンセンサスで据え置き。

再度FRBパウエル議長が今度は上院で議会証言にのぞみますが、前日の焼き直しでしょう。

 

新型肺炎の感染者、死亡者の拡大が続いていますが、依然早期収束との見方も優勢。

本日も材料難から為替市場の小動きを予想します。

 
 
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