■日銀の金融緩和の副作用の報道

昨日、一時的に高まった「日銀緩和の副作用の議論」。

来週開催の日銀金融政策決定会合でも「副作用の議論」とほぼ正式に伝えらえていますので、政策変更を伴わないまでも、変更への期待はどうしても高まってしまいます。

この場合の変更は、広義では「副作用を理由とした緩和の後退」ですから、どうしても円高ドル安を意識させます。

これは、ヘッジファンド等の海外投機筋にとっては、願ってもないトレードのネタです。

黒田総裁がすでに「緩和の副作用」を認めている現状では、時はすでに遅し・・・

どうしてもこの先はUSDJPYの頭は重くなってくるはずです

■米独の2年の金利差は30年振りの水準へ拡大、EURUSDの買いの採算が大きく低下する要因

さて昨日の私のメルマガでは、EURUSDを買い建てたりUSDCHFを売り建てました。

これは、つまりUSD売りというポジションを、対「金利の極めて低い通貨」で実施した場合、日々高額の「スワップ金利」を支払う羽目になるとお話しさせて頂きました。

利上げが続く米国、一方で来年夏まで「政策変更(利上げ)が見込めない」欧州が最大の理由ですが、これでは金利差は開くばかりです。

上段の「高額のスワップ金利」は、来年夏にかけてかなりの確率で高くなることはあっても、安くなることはありません。

現在、米独の2年の債券の金利差は実に『30年ぶりに水準まで拡大』しています。

それがさらにこの先拡大するという現実をみた場合、投機筋は少なくともEURUSDの買いという選択はしないと思います。

採算の取れない、極めて期待値の低いトレードということになります。

20180724①.jpg

以上を背景として、

■トレードポイント

●EURUSDのショート

●EURJPYのショート

6月下旬より約1か月に及んだラリーですが、TwinCloud30分でみますと、デッドクロスを形成し陰転しています。

上述の背景もありUSDJPYを売った場合、「ドル売り」コストがかかることからEURJPYを選択し売りオーダーを置いています。

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有料メルマガ+掲示板SmartLogicFXの記事を抜粋。

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