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1/31、6:55配信

本日は一般教書演説とFOMCに注目

昨日の東京時間は、日経平均株価が寄付きより軟調推移が継続するなかで、午前半ばより時間外取引での米国債市場で長期債売りが強まり長期金利は上昇した。ややUSDが買われる展開でUSDJPYでは昨日の高値109.20を示現した。

午後になるとアジア株がほぼ全面安となるなか、一転日本国債(JGB)が売られ本邦の長期金利が上昇、USDPYが売り戻される展開で再び109円を割れた。日本株が下げ足を速めるとUSDJPYも売られ108円台後半へと反落となった。

欧米時間に入り欧州株はギャップダウンで寄付き、更にダウ先物も下げ足を速めた。USDが再び売られる展開でUSDJPYでは昨日の安値108.41、EURUSDも欧州時間入り直後の昨日の安値1.2335より反転上昇、NY時間にかけ1.2453の昨日の高値まで上値を伸ばした。

主要通貨全般昨日の高値安値示現後、ムニューシン財務長官より「長期的な観点で強いドルが米国の利益にかなう」とヘッドラインに流れた。先週のダボス会議での自身の発言と食い違う内容に市場はやや戸惑ったがUSD買い戻しで反応、USDJPYでは108.93の戻り高値まで強含んだ。

欧州株はその後も下げ幅を拡大し下落して引け、米株3指数は大幅続落、ダウはザラ場では一時410ドルの下落を演じ、こちらは昨年5月「ロシアゲート」が広く報道された時以来の下げ幅、ダウは引けでは-1.37%、原油先物は続落64.50、金は本日から限月交代で4月限、引けでは下落1340(同限月比)

一日では、主要通貨の騰落は対USDで上昇通貨ではその幅の大きい順にGBP、CHF、NZD、JPY、EUR、DKK、CAD、SEKと続き、一方で下落通貨でも同様にAUD、NOKと続いた。

昨日進んだグローバルでの株価下落、ダメ押しはアマゾン、JPモルガン、バークシャー・ハサウェイが発表した3社合弁でのヘルスケアの新会社の設立だった。これにより自社の100万人に廉価でのサービス向上を目指すとした。

ダウはヘルスケア関連セクターを中心に下落、為替市場ではUSDの重しとなってしまった。ダウはこの2日で約500ドルの下げ。米株の下落がグローバルの波及、金融正常化の波が資産価格の調整に影響し始めた。

本日はトランプ大統領の一般教書演説とFOMCで政策金利の発表が予定されている。詳細は前者が昨日既報、後者は日曜既報を参照、いずれにしても足元で進むUSD安の転換となるイベントとなるかというと疑わしい。

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