西原宏一のシンプルFXトレード 有料メルマガの一部を抜粋してお届けします。

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11/16、8:08配信 英閣僚辞任相次ぐ

メイ首相は粘り強い交渉の結果、14日にEU離脱交渉合意素案で閣僚の合意を取り付けたものの、一夜明けると閣僚2人が辞任。

マーケット参加者の間では、何人かの閣僚が辞任するのではないか?との憶測はありました。

ただラーブ離脱担当相が辞任したことに続き、後任候補だったゴーブ環境相も辞任したことがnegativeに。

離脱強硬派の保守党議員が党首の不信任投票を求める動きに出るものの、メイ首相は続投を明言。

一方、EUは合意なき離脱シナリオ協議のため25日に首相会議を開催する方向で検討に入った模様。

15日のポンドドルの安値は1.2724.
8月15日の安値である1.2662,
10月30日の1.2696の安値まで届いておらず。

ただ出てくるヘッドラインはnegativeなものが多く、例えばここまで書いている間に「英保守党とDUPの合意、メイ氏交代なければ終わり-テレグラフ紙」という報道も。

ポンドドルについてはSwing
positionだと昨日のようにヘッドラインが出た後の配信は全く間に合わないこと、加えて週超えのriskが高まっていることがswingでのポンドドルのriskをゼロにした理由。

個人的にはvolatilityの高いポンドドルは当面短期ベースのみのpositionに切り替え、swingでの配信はひかえることにします。

NY cutを配信しておきます。
ユーロ・ドル: 1.1200 (18億ユーロ)、 1.1205
(3.21億ユーロ)、1.1250 (5.96億ユーロ)、 1.1260
(2.5億ユーロ)、 1.1275 (5.65億ユーロ)、 1.1300
(14億ユーロ)、 1.1335 (4.88億ユーロ)、
1.1340(7.52億ユーロ)、 1.1350 (3.13億ユーロ)、
1.1400 (5.38億ユーロ)、
1.1420 (3.49億ユーロ)、 1.1446 (13億ユーロ)、 1.1450
(3.42億ユーロ)、 1.1455 (7.1億ユーロ)

ドル・円: 112.75 (5.87億ドル)、 113.00
(8.3億ドル)、 114.00(5.46億ドル)、 114.20
(4.5億ドル)、 114.50 (11億ドル)、
115.00(4.49億ドル)
注目のストライク: 114.00 (12億ドル
期限11月19日)

ポンド・ドル: 1.2765 (3.92億ポンド)、 1.2800
(9.48億ポンド)、1.2900 (3.37億ポンド)

豪ドル・ドル: 0.7200 (11億豪ドル)、 0.7225
(25億豪ドル)、
0.7275 (9.81億豪ドル)、 0.7300 (4.63億豪ドル)、
0.7375 (3.02億豪ドル)

ドル・加ドル: 1.3100 (3.54億ドル)、 1.3155
(2.71億ドル)、1.3220 (2.95億ドル)

NZドル・ドル: 0.6745 (2.56億NZドル)

ユーロ・ポンド: 0.8750 (2.9億ユーロ)
出所 Bloomberg

ドル円に対する方針は変わらず。
他通貨のpositionのriskを落としていったため、stopは同じで戻りがあれば、昨日買い戻したpositionを少しずつ戻す予定。

Swingはドル円のshortのみ。