西原宏一のシンプルFXトレード 有料メルマガの一部を抜粋してお届けします。

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新年度相場が始まりました。
本年もよろしくお願いします。

日経平均にとっての4月は特異な月で、

2001年から17年連続で外国人は買い越し。

国内でも新年度入りし、new moneyがマーケットに投下され株買いに。

結果4月は「株高、円安」というアノマリーがあります。
(カウンターとして5月はsell in May)

過去数ヶ月のドル円の動きをcheckすると、

昨年11月6日に114.73円の高値に到達。

そして3月23日に104.64円まで下落。

約10円という節目まで下落しています。

日足のsequentialも反発を示唆。

つまり短期のテクニカルは調整を示唆。

一方中期の流れは変わらず「株安、円高」。
Fangを筆頭とするnasdaqの下落、米国の通商問題など
ドル円を取り巻く環境はdownside.

そのため、今週は新年度入りし、new moneyが入り、

株が本当に反発できるのかどうかを確認したいところ。

もうひとつ気になる動きがbitcoin.
Bitcoinは先週末一時70万円割れ。

仮想通貨が反落し始めてからマーケットのセンチメントが悪化しているため、

こちらの動きも注目しています。

本日のNY cutは下記のとおり。
ユーロ・ドル: 月曜日期限の注目ストライクは無し
注目のストライク: 1.2400 (10億ユーロ
期限4月3日)
ドル・円: 月曜日期限の注目ストライクは無し
ポンド・ドル: 1.3953 (7.84億ポンド)
豪ドル・ドル: 0.7650 (3.76億豪ドル)
注目のストライク: 0.7680 (10億豪ドル
期限4月3日)
出所Bloomberg

本日は多くの市場がまだ休場していることもあり、

東京市場では大きな動きはなし。

今年の第一四半期に円高になった要因ですが
(1)米国の通商政策、それが米中貿易戦争へと進展
(2)facebookやamazonといったfang株の下落
(3)日本の政治不安。
(4)vixの急騰

2月の株安のきっかけとなったvixの急騰や、

日本の政治不安はいったん後退していますが、

米中貿易戦争やfang株の下落などはなにも改善されておらず、

中期の流れはなにも変わっていないと想定しています。

現在は日経のputのみ。